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【9割の親が間違えている】あなたの子供の宿題はあなたの“課題”ではありません。
どうも!
友人から「ちょっと相談が…」と言われると、腕まくりして解決策を考えてしまう効率脳アドバイザーSHOです。
#頼まれてないのに
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あなたの悩みの9割は、あなたの“じゃない”
さて。
今日はあなたの人生から人間関係の悩みの9割を消し去る、少し過激で、しかし最高にパワフルな知恵についてお話しします。
少し、あなたの日常を思い浮かべてみてください。
【職場】「上司の機嫌が悪くて、空気が最悪だ…」
【友人】「親友が明らかに間違った選択をしようとしている。何とかしないと…」
【家庭】「子供が全く宿題をしない。私の育て方が悪かったんだろうか…」
これらの悩みに共通するのは何でしょう?
それは僕たちが無意識に「相手の問題」を「自分の問題」として、勝手に背負い込んでしまっているということです。
心理学者アドラーはこう言います。
「あなたの悩みを消す方法は、たった一つ。
他人の“課題”に、土足で踏み込まないことだ」と。
今日は多くの親が抱える「子供の宿題」問題を例に、この“人生が劇的に軽くなる魔法”を解説します。
魔法の質問:「それは誰の“課題”か?」
アドラー心理学の教えは驚くほどシンプルです。
世の中の悩みは全て「自分の課題」と「他人の課題」に分けられるとしています。
そして、僕たちは「自分の課題」にのみ集中すべきであり「他人の課題」には一切介入してはならない、と説きます。
確かに冷静に考えればそれが真実なようにも思えてきますね。
では、どうやってそれを見分けるのでしょうか?
魔法の質問は、これだけです。
「その決断によってもたらされる“最終的な結果”を引き受けるのは誰か?」
これを「子供が宿題をしない」問題に当てはめてみましょう。
子供が宿題をしないことで、最終的にどんな結果が待っているか?
・授業についていけなくなる。
・テストで悪い点をとる。
・先生に叱られる。
・将来、行きたい学校に行けないかもしれない。
さて。
これらの“最終的な結果”を引き受けるのは親であるあなたですか?
…違いますよね。
紛れもなく「子供自身」です。
だとしたら「宿題をするかどうか」は100%、子供の“課題”なのです。
親であるあなたが子供の宿題に対してイライラしたり不安になったりするのは、子供の課題に土足で踏み込み勝手にその重荷を背負っている状態、というわけです。
「親切」という名の“支配”
「でも、子供が困るのを見過ごせというのか!それは冷たいじゃないか!」
そう思いますよね。
僕も最初はそう思いました。
しかし、アドラーは他人の課題に踏み込むことは一見「親切」に見えて、実は相手の成長の機会を奪う「支配」なのだと言います。
あなたが、子供の尻を叩いて無理やり宿題をやらせたとします。
短期的にはあなたの不安は解消されるでしょう。
しかし、長期的に見れば子供はこう学びます。
「僕の“宿題”という課題はお母さん(お父さん)が管理してくれるんだ」と。
その結果、どうなってしまのでしょうか?
結果、彼は自分で自分の課題を解決する能力を失い、あなたがいないと何もできない人間に育ってしまうかもしれないのです。
課題を分離することは相手を突き放すことではありません。
それは、「あなたなら、自分の力で自分の課題を乗り越えられる」という、相手への“絶対的な信頼”のメッセージなのです。
#親の不安が子供の成長を奪う
結論:「自分の人生」の主人公になろう
もうお分かりですね。
僕たちが人間関係で抱える悩みのほとんどは、僕たちが「他人の人生の脇役」を演じようとすることから生まれます。
あなたがコントロールできるのは、あなたの課題だけ。
他人の課題は、その他人のものです。
この境界線を引くことこそが、あなたを不要なストレスから解放し、あなたが本当に集中すべき「自分の人生」にエネルギーを注ぐための、第一歩なのです。
「でも、部下が明らかに間違った方向に進んでいる時、どうやって“課題の分離”をすればいいの?」
「課題を分離した上で、相手を勇気づける具体的な言葉がけを、シーン別に知りたい!」
「褒めるでも、叱るでもない、“第3の関わり方”とは?」
もちろん、そのための「完全な設計図」を用意しました。
僕のYouTubeチャンネルのメンバーシップ会員限定記事では、「課題の分離」をマスターしたあなたが、次の一歩として学ぶべき、「職場」「学校・友人」「家庭」のシーン別・具体的なコミュニケーション術の全てを、会話例を交えながらお渡しします。
これは、あなたが他人に振り回される人生を終え、自分と相手を“信頼”で結ぶための、冒険の書です。
▶ 有料記事『【シーン別・実践編】職場・学校・家庭で使えるアドラー流コミュニケーション完全マニュアル』はこちら
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【追伸】
先日、妻が瓶のフタが開かなくて困っていました。
僕は学んだばかりの「課題の分離」を実践すべく、「それは君の課題だ」と心の中で呟き、静かにテレビを見ていました。
すると数秒後、僕の耳元で「ねえ、私の“課題”を手伝う、という“あなたの課題”もあるんじゃない?」という悪魔の囁きが聞こえました。
どうやら、共同生活における課題の分離は、思ったより複雑なようです。
#僕はすぐにフタを開けました
それでは、今日もこの言葉で締めさせていただきます。
『今日1日をモノにしよう!』
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
参考文献
本記事は、アルフレッド・アドラーの心理学(アドラー心理学)の主要な概念、特に「課題の分離」を基に構成されています。より深く知りたい方は、関連書籍を手に取ってみることをお勧めします。