原因不明の体調不良には驚くべき理由があった

なんとなく体調が悪いと言う時ありませんか?

特に風邪とかそういった症状では無いけど何かだるい。

何か身が引き締まらない。

そういう時は、以下のことが原因かもしれません。

 

本日お勧めの本はこちらの本です。

 

 

では、なんとなく体調が悪いといったときの原因。

本当の理由は文明病といわれるものです。

 

これは昔の人と現代の人の生活の仕方の差が生み出した不調の原因です。

 

現代には昔と比べて多くの矛盾が存在します。

1995年ワシントン州の牧師ボブ・ムーアヘッドの「現代の矛盾」というエッセイより引用させていただきます。

 

家は大きくなったのに、家族の関わりは小さく

道路が広くなったのに視野は狭く

便利になったのに時間はなく

薬は増えたのに健康な人は減った

 

お酒を飲みすぎ

タバコを吸いすぎ

時間を無駄に過ごし

少ししか笑わず

急ぎ、怒り、夜更かしをし

目覚めたら既に疲れている

 

 

これだけ経済が発展しているのに、幸せな人が少ないというのは、何とも皮肉な話です。

文明が発展していく中で、昔にはないズレが生じているのが不調の原因ということです。

そして人は確か幸せを感じにくくなっていると思います。

 

 

さて、文明病について。

この文明病は3つの不調を引き起こします。

 

1つ目、体の不調。

2つ目、脳の不調。

3つ目、心の不調。

 

1つ目の体の不調について。

体の不調とは、簡単に言えば、ハイカロリーによる肥満です。

人間の進化医学から見て、人の体はハイカロリーを好むように設計されています。

 

人の体は、カロリーが足りない状況はある程度対応できますが、ハイカロリー状態はうまく対処ができないのです。

結果、肥満が体の不調の原因となります。

 

 

2つ目、脳の不調について。

脳には危険を察知する扁桃体という警戒システムがあります。

 

この現代では、その扁桃体が常に押されている状態になっています。

 

それは何故か?

スマホが原因です。

 

昔の暮らしにはなかった大量の情報を24時間運んでくれる。

これが脳の不調につながっています。

もともと限りがある脳の認知リソースは必要以上に消耗され続けているのです。

 

 

3つ目の心の不調について。

心の不調は環境が原因です。

 

大昔の人は、大自然の中で暮らしていました。

ですが、現代はどうでしょう?

 

素晴らしい家に住むことができていますが、体に必要な自然の要素があまりにも足りていない状況です。

そのため、人の体は自然がない状態に慣れていないため、精神を病んでいくことになってしまいました。

 

この3つの不調の共通点は、大昔の暮らしと現在の暮らしとの差ということになります。

 

 

文明病の構成要素は2つ。

炎症、そして、不安です。

 

文明病の構成要因1つ目、炎症について。

大昔と現代の暮らしの差で心と体に小さな火事を起こし続けます。

その火事とは、言い換えると体の炎症と言うことになります。

 

この体の炎症が「なんとなく体調が良くない」を招き、いずれ病気を発症し、死を早めることになってしまうのです。

 

この現代と大昔のミスマッチによる炎症は3つあります。

 

1つ目のミスマッチ「多すぎる」

カロリーが多すぎます

70年代から現在までに1日の摂取カロリーはなんと4000キロカロリー増加しているのです。

 

皮下脂肪や内臓脂肪ももちろん多すぎるとなり、立派な炎症となります。

カロリーが増えることで、糖尿病のリスクや高血圧、発症率も増加しています。

 

 

2つ目のミスマッチ「少なすぎる」

睡眠が少な過ぎるのです。

1960年代のデータから、現代人は1時間睡眠が少ないとされています。

カリフォルニア大学の2016年の72件のデータをメタ分析したところ、平均睡眠時間が1日7時間から9時間の範囲を逸脱すると、炎症マーカーは激増することがわかっています

もちろん、睡眠が少なくなると、体に炎症が起こります。

 

 

3つ目のミスマッチ「新しすぎる」

昔に比べて新しすぎるものはたくさんありますが、その中でもトランス脂肪酸孤独の2つが体をどんどん蝕んで行くのです。

トランス脂肪酸の人体の影響は測れません。

特に肝臓の働きを乱すことがわかっています。

 

また、近年では孤独であると、早死にのリスクが高まることがわかってきました。

 

人間は本来群れで生きる生き物ですが、現代人は人間関係が希薄な環境です。

 

孤独に対する対応システムがそもそも備わっていないため、孤独は生存を脅かすものとして、脳が抵抗を始めるのです。

となれば、免疫システムが必要以上に過剰動員し続ける状態となり、やがて全身炎症状態と言う結果になります。

 

 

文明病の構成要因2つ目不安です。

不安は本来危険を知らせるアラームだったんです。

正体不明の危険から命を守るために不安が存在しました。

ですが、やはり昔の不安と現在の不安は全然別物。

 

大昔は、いわゆるはっきりとした不安でした。

それは外敵が現れたら戦うか逃げるか。

これだけだったんです。

 

ですが、現在の不安はぼんやりとした不安です。

なんと不安障害はこの15年で2倍にも増えたそうです。

 

コミュニティーは増加し、片付かない仕事もあります。

常に危険を知らせるアラームが誤作動を起こして、頭の中で非常ベルが鳴り続けます。

 

ぼんやりとした不安があると、記憶力の低下や判断力の低下、過度な因子や運動不足につながり、さらなる不安を呼ぶ。

 

 

いかがでしたでしょうか?

我々が暮らすこの現代には、このように、文明病からなる体調不良が存在するのです。

 

このブログを見て、あなたももしかしたら何かしらの体調不良を抱えているのではないでしょうか?

 

この文明病の対策については、今後どこかでブログに記載できれば面白いかなと思います。

 

以下の方を参照してみてください。

対処法が全て書いてありますよ。

 

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