【残酷】あなたの脳は「原始人」のままです。ダイエットが続かない生物学的理由と、それを突破する「即時報酬」の魔力

【残酷】あなたの脳は「原始人」のままです。ダイエットが続かない生物学的理由と、それを突破する「即時報酬」の魔力

 

どうも!

「健康のために野菜を食べよう」と決意した3秒後に、
目の前を通り過ぎた「焼きたてメロンパン」の香りに脳をハッキングされ、
気づけば口の周りを砂糖だらけにしていた意志薄弱の王様、効率脳アドバイザーSHOです。
#メロンパンは飲み物

 

さて。

今日は、
『なぜ僕たちは、将来のためになると分かっていても、目の前の誘惑に負けるのか?』
という、人類最大のバグについて解説します。

本題に入る前にコチラの共有です。

 

 

そんなこんなで本題です。

 

あなたの脳は「サバンナ」仕様

結論から言います。

あなたが悪い習慣(タバコ、ジャンクフード、SNS)をやめられないのは、あなたがダメ人間だからではありません。

あなたの脳が、「20万年前からアップデートされていないから」です。

 

人類の歴史において、現代のような「安全で食料が豊富な社会」ができたのは、つい最近(ここ500年くらい)のことです。

それ以前の数万年間、僕たちの祖先はアフリカのサバンナで暮らしていました。

 

そこは「即時報酬(Immediate Return)」の世界です。

 

・獲物を見つけたら、すぐ食べる。
・敵が来たら、すぐ逃げる。

 

将来のために貯金したり、老後の健康を気にする余裕なんてありません。

「今」を逃せば、死ぬからです。

 

だから人間の脳は、
「遅延報酬(将来の利益)」よりも「即時報酬(目の前の快感)」を優先するように進化してしまいました。

行動経済学ではこれを「時間割引」と呼びます。

 

 

「良い習慣」が続かない構造的欠陥

ここで残酷な真実をお伝えします。

悪い習慣: 報酬は「即時」だが、代償は「遅延」する。
例:タバコを吸う(今気持ちいい)→ 20年後に肺がんになる(後で苦しむ)。

 

良い習慣: 代償は「即時」だが、報酬は「遅延」する。
例:ジムに行く(今しんどい)→ 1年後に痩せる(後で嬉しい)。

 

脳は「即時報酬」に飛びつくように設計されているので、
放っておけば「悪い習慣」が勝ち、「良い習慣」が負けるのは当たり前なんです。

 

構造的にそうなってるんです。

これに「根性」で挑むのは、竹槍で戦車に挑むようなものです。

 

 

パキスタンの石けん革命

じゃあ、どうすればいいのか?

「良い習慣」に、無理やり「即時報酬」をくっつければいいんです。

 

1990年代後半、公衆衛生の研究者スティーブン・ルビーは、パキスタンのカラチという街で「手洗い」を普及させようとしました。

当時のカラチは衛生状態が悪く、子供たちが下痢や肺炎で命を落としていました。

 

住民も「手洗いが体に良い」ことは知っていましたが、習慣にはなっていませんでした。

なぜなら、ただの石けんで手を洗っても「楽しくない」からです。

効果(病気にならない)が出るのはずっと先の話です。

 

そこでルビー氏は、プロクター・アンド・ギャンブル社と協力して、
「セーフガード」という高級石けんを配りました。

この石けんは、泡立ちが良く、とても良い香りがしました。

 

するとどうなったか?

「手を洗うこと」自体が「気持ちいい(即時報酬)」という体験に変わったのです。

 

結果は劇的でした。

下痢の発症率:52%減少
肺炎の発症率:48%減少
膿痂疹(皮膚病):35%減少

 

さらに驚くべきは、6年後の追跡調査でも、多くの家庭が手洗いを続けていたことです。

「健康のため」ではなく、「気持ちいいから」洗う。

これが「行動変化の第4の法則:満足できるものにする」の威力です。

 

 

「ご褒美」を設計せよ

まとめます。

未来の報酬(健康、貯金)だけでは、原始人の脳は動きません。

行動した瞬間に「あ、いい気分」と思えるような仕掛け(即時報酬)を作ってください。

 

・「貯金」をするたびに、好きなカフェラテを一杯飲む。

・「勉強」が終わったら、大好きなYouTubeを見る。

 

「ご褒美で釣るなんて子供っぽい」と思いますか?

いえ、人間は死ぬまで子供です。

脳の仕組みに従って、自分をコントロールしてください。

 

 

天才たちが実践する「可視化」の技術

「即時報酬の大切さはわかった。でも、毎回ご褒美を用意するのは大変だ」

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【追伸】
「即時報酬がないと続かない」
この法則を逆手にとって、僕は妻に提案しました。

「僕が毎日皿洗いをしたら、そのたびに君が僕を全力で褒めるというのはどうだろう?
『わあ!世界一の皿洗い職人ね!輝きが違うわ!』みたいに。
そうすれば、僕の脳は快感を覚えて、皿洗いが習慣化するはずだ」

妻は、洗い終わっていない皿の山を指差して言いました。

「却下。
あなたの脳への報酬は、『皿を洗わなかった時に私が発動する不機嫌オーラ』を回避できるという『安堵感』です。
即時報酬ではなく、即時処罰の回避。
生物としては、こちらの方が生存本能に訴えかけるはずよ」

…どうやら我が家の行動変容プログラムは、
「アメ」ではなく「ムチ」によって管理されているようです。
#恐怖政治

 

それでは、次回のブログでまたお会いしましょう!

『今日1日をモノにしよう!』

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

 

 

参考書籍

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