【思考の科学】経験が足枷になる?「意地悪な世界」で生き残るための知識のレンジ

【思考の科学】経験が足枷になる?「意地悪な世界」で生き残るための知識のレンジ

 

どうも!

休日の朝にカフェで作業しようと意気込んで家を出たものの、いつもと違う道を通ったら完全に迷子になり、結局1時間散歩しただけで帰宅した効率脳アドバイザーSHOです。
#未知のルートに弱すぎる
#ナビがないと生きていけない現代人

 

さて。

今日は「現代の複雑な社会を生き抜くための思考力」について、デイビッド・エプスタインの名著『RANGE(レンジ)知識の幅が最強の武器になる』から、心理学と歴史の視点でめちゃくちゃ刺さるデータを持ってきたのでシェアさせてください。

 

僕たちはよく「経験こそが最高の教師だ」と言われて育ちます。

特定の分野で経験を積めば積むほど、どんな問題にも対処できるようになると思い込んでいますよね。

でも実は、ルールが頻繁に変わる現代のビジネスや社会においては、その「直接的な経験」に頼りすぎることが、あなたを思考停止に追い込む最大の原因になるというお話です。

 

本題の前にこちらの共有です。

そんなこんなで本題です。

 

 

経験が通用しない「意地悪な世界」

チェスやゴルフのようにルールが固定された世界とは違い、僕たちが生きている現実は非常に複雑です。

このような状況を「意地悪な世界」で不足する思考力という観点から考えてみましょう。

 

アレクサンドル・ルリヤという心理学者が、1931年にロシアの辺境の村で調査を行いました。

当時の村人たちは、明日も昨日と変わらないことを前提に暮らしており、未知の問題には無防備でした。

彼らは直接経験したことのない問題に直面すると、手も足も出なかったのです。

 

 

白いクマと「抽象的思考」の欠如

ルリヤは村人たちに、論理的な推論を試す質問をしました。

「雪が積もっている北極海では、クマはみな白い。ノバヤゼムリャ島は北極海に位置し、いつも雪が積もっている。そこのクマは何色だろうか?」というものです。

 

すると、ある村人は「その質問には、そこにいる人しか答えられない」と答えました。

さらに別の村人は「ほかの町で人が何をやってるかなんて、見たことがない」と答えたのです。

なぜなら、彼らは自分の言葉に基づく論理を使わず、直接自分の目で見た経験にしか頼れなかったからです。
#見たことないから分からないの極み
#経験至上主義の限界

 

 

現代人が手に入れた「科学のメガネ」

一方で、現代の僕たちは「フリン効果」と呼ばれる、IQテストのスコアが過去に比べて大幅に上昇する現象を経験しています。

これは単に脳が良くなったのではなく、現代人が「科学のメガネ」をかけて世界を見るようになったからです。

 

このメガネをかけることで、僕たちは物事を具体的な経験だけでなく、概念やカテゴリーで分類できるようになりました。

これによって、知識を新しい状況や別の分野に適用する「知識移転」が可能になり、複雑化する世界に対応できるようになったのです。

 

 

「万能のツール」という危険な罠

しかし、ここで一つの大きな罠があります。

それは、特定の専門分野に特化しすぎてしまうことです。

歴史学者のアーノルド・トインビーは「万能のツールなどない」と述べています。

 

1つの分野にしか使えないツールに熟達してしまうと、変化する世界を分析するための別のツールを身につけられなくなります。

特定のスキルしか持たない人は、どれだけ現代に生きていても、明日も昨日と同じだと信じていた近代以前の村人と同じように、未知の変化に対応できなくなってしまうのです。

 

 

経験なしで学ぶための「知識の幅」

だからこそ、この激動の時代には「経験なしで学ぶ」能力が必要です。

直接経験したことがなくても、新しいアイデア同士を結びつけ、領域を超えて考える力が求められます。

そのためには、特定の領域だけでなく、知識を幅広く活用できる「知識の幅」を持つことが重要になるのです。

 

このストーリーは、チェスの天才児が早期に専門特化して成功したというストーリーよりも、現代を生きる僕たちにとってずっと参考になるはずです。

 

さて、YouTubeメンバーシップ限定記事では、この知識をさらに実践へと落とし込みます。

専門バカにならず、未知の問題を解き明かすための「フェルミ推定」という強力なツールと、分野を横断して考えるための効率脳的・クリティカルシンキングの鍛え方をお伝えします。

 

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さて、今日もこの言葉で締めましょう!

『今日1日をモノにしよう!』

本日も最後までありがとうございました!

 

 

参考書籍

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