【効率脳】あなたは毎日「幻」を見ている?『ファスト&スロー』が暴く、結論に飛びつく脳のバグ

【効率脳】あなたは毎日「幻」を見ている?『ファスト&スロー』が暴く、結論に飛びつく脳のバグ

 

どうも!

スマホの「スクリーンタイム」の通知が来るたびに、そっと画面を閉じて見なかったことにしている効率脳アドバイザーSHOです。
#不都合な真実はスルー
#システム1の防衛本能

 

さて。

今日は、ダニエル・カーネマンの著書『ファスト&スロー』の解説第4弾です。

僕たちは普段、自分の目で見て、自分の頭で論理的に考えて決断していると思っていますよね?

でも実は、僕たちの脳(システム1)は、「手元にあるわずかな情報だけで勝手にストーリーをでっち上げ、結論に飛びつく」というとんでもない暴走マシンだったんです。

今日はその恐ろしいメカニズムを暴いていきます。

 

本題の前にこちらの共有です。

そんなこんなで本題です。

 

 

脳は「原因」をでっち上げる天才である

僕たちの脳は、因果関係のないところに勝手に「原因と結果」を見出す天才です。

 

たとえば、サダム・フセインが逮捕された日の朝、米国債の価格が上昇しました。

するとブルームバーグは「フセイン逮捕、安全な投資先に資金流入」と報じました。

しかしその後、国債価格が下落すると、今度は「フセイン逮捕、リスク資産に魅力」と報じたのです。

同じ「フセイン逮捕」という出来事を、価格が上がっても下がっても「もっともらしい原因」として後付けしたわけです。

 

また、スクリーン上で大きな三角形が小さな丸を追いかけるような動画を見せられただけで、人間は「大きい三角がいじめている」「小さい丸が逃げている」と、ただの図形に人格や意思を読み取ってしまいます。

僕たちは、無意味な出来事の羅列に耐えられず、瞬時に「物語」を作り上げてしまう生き物なのです。

 

 

疑うことを知らない「モーゼの錯覚」

システム1がいかに前後の文脈だけで物事を判断しているかがわかる、面白い質問があります。

 

「モーゼは何組の動物を箱船に乗せたか?」

 

この質問、多くの人が「2組」などと答えてしまいます。しかし、正解は「ゼロ」です。

箱船に乗せたのはモーゼではなく「ノア」ですよね。

これは「聖書」という文脈に「モーゼ」という単語が違和感なく溶け込んでしまったため、システム1がスルーしてしまったのです(モーゼの錯覚)。

 

さらに、左右に「A」と「C」が並んだ真ん中に「13(Bにも見える図形)」を置くと、人間は無意識に「B」と読みます。

左右が「12」と「14」なら「13」と読みます。

恐ろしいのは、「別の解釈ができたかもしれない」という疑いすら抱かず、一足飛びに一つの結論に達してしまうことです。

 

 

順番だけで評価が決まる「ハロー効果」

この「結論への飛びつき」は、人間関係において致命的なバグを引き起こします。

それが「ハロー効果(後光効果)」です。

 

ある実験で、アランとベンという二人の人物の性格を、以下の順番で読み上げました。

 

・アラン:頭がいい、勤勉、直情的、批判的、頑固、嫉妬深い

・ベン :嫉妬深い、頑固、批判的、直情的、勤勉、頭がいい

 

使っている形容詞は「まったく同じ」です。

ただ順番を逆にしただけ。

しかし、参加者の圧倒的多数が「アランのほうが好きだ」と答えました。

 

人間は、最初に受けた「頭がいい」という好印象に引っ張られ、後からくる「頑固」を「意志が強い」と好意的に解釈してしまいます。

逆に、最初に「嫉妬深い」と聞くと、後からの「頭がいい」を「ずる賢い」と解釈してしまうのです。

 

第一印象がすべてを決めるというのは、脳科学的にガチの事実なんですね。
#最初の挨拶で失敗したら終わり
#取り返しはつかないと思え

 

 

見たものがすべて(WYSIATI)の罠

そして、システム1の最悪の癖が「WYSIATI(What You See Is All There Is=自分の見たものがすべて)」です。

 

スタンフォード大学の実験で、労働組合と店長のトラブルについて、参加者に「片方の言い分(証拠)だけ」を読ませました。

参加者は、自分が片方の意見しか聞いていないことを知っています。

それでも、片方だけの説明を聞いたグループは、双方の意見を聞いたグループよりも「自分の判断に強い自信」を持ちました。

 

手元にある情報だけで完璧なストーリーを作り上げ、見えていない情報の存在をきれいさっぱり忘れてしまう。

これが「確証バイアス」や「自信過剰」を生み出す諸悪の根源です。

また、「手術一カ月後の生存率は90%」と「死亡率は10%」という、まったく同じ確率でも、表現(フレーム)が変わるだけで人間は「90%の生存率」を圧倒的に安心だと感じてしまいます。

 

僕たちの判断は、驚くほど「提示された情報」と「直感」に支配されているのです。

 

 

「じゃあ、このどうしようもない『脳のバグ』に、僕たちはどうやって立ち向かえばいいのさ?」

 

……気になりますよね?

 

この厄介な「ハロー効果」や「WYSIATI(見たものがすべて)」を回避し、仕事や人間関係、そして目標達成を効率化するための具体的な実践ステップは、有料会員限定記事の方で泥臭くご紹介します!

ぜひ見にきてくださいね!

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『今日1日をモノにしよう!』

本日も最後までありがとうございました!

 

 

参考書籍

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