「最近、幸せですか?」即答できた人がハマっている、脳の恐ろしい罠

「最近、幸せですか?」即答できた人がハマっている、脳の恐ろしい罠

 

どうも!

昨日の夜、妻に「ねぇ、私の話聞いてる?」と聞かれ、無意識に「ウン」と即答して地獄を見たSHOです。
#システム1の暴走
#命に関わるエラー

 

さて。

今日は、ダニエル・カーネマンの著書『ファスト&スロー』の解説第5弾です。

 

僕たちは毎日、仕事や家庭で様々な「決断」や「評価」を下していますよね。

でも実は、あなたのその判断、「脳が勝手にラクな問題にすり替えて出した、ただの直感」かもしれないんです。

今日は、僕たちの脳がいかに「余計な情報を処理し、勝手に結論をすり替えるか」という恐ろしいメカニズムを暴いていきます。

 

本題の前にこちらの共有です。

そんなこんなで本題です。

 

 

頼んでないことまで処理する「メンタル・ショットガン」

僕たちの脳(システム1)は、ひとつの情報を処理しようとすると、頼んでもいない「他の情報」まで自動的に計算してしまうお節介な性質を持っています。

 

たとえば、「VOTE(投票)」と「NOTE(メモ)」という単語を聞いて、「韻を踏んでいるか?」と判断する実験があります。

この2つはスペルが似ているため、参加者はすぐに「韻を踏んでいる」と判断できました。

しかし、「VOTE」と「GOAT(ヤギ)」のように、韻は踏んでいるけれどスペルが違う場合、判断に時間がかかってしまったのです。

 

「音(韻)」だけを聞き分ければいいのに、脳が勝手に「文字のスペル」まで処理してしまい、判断の邪魔をしたわけです。

 

このように、狙った的(ターゲット)だけでなく、散弾銃のように周囲の余計な情報まで処理してしまう脳の暴走を「メンタル・ショットガン」と呼びます。

 

 

難しい質問をラクな質問に「すり替える」脳

このメンタル・ショットガンが発動すると、僕たちはとんでもないエラーを起こします。

それが「質問の置き換え(ヒューリスティクス)」です。

 

人間は「ターゲット質問(本来答えるべき難しい質問)」を突きつけられたとき、頭を悩ませるのを嫌がり、無意識のうちに自分が簡単に答えられる「ヒューリスティック質問」にすり替えて答えてしまうのです。

 

たとえば、遠近法で描かれた3Dのイラストの中に、同じ大きさの人物が3人描かれているとします。

「右側の人物は、左側の人物より大きいですか?」と聞かれたとき、定規で測れば「同じ大きさ」だとすぐにわかります。

しかし、脳は勝手に「背景の遠近感」を処理し、「一番奥にいる人物が一番大きい」と錯覚してしまいます。

「印刷された2次元の大きさは?」という難しい質問を、「3次元空間での実際の大きさは?」という簡単な質問に勝手に置き換えてしまったのです。

 

 

「デートの回数」で人生の幸福度が決まる?

この「すり替え」がいかに日常を支配しているかがわかる、面白い実験があります。

ドイツの学生たちに、次の2つの質問をしました。

 

「あなたは最近どのくらいしあわせですか?」

「あなたは先月何回デートしましたか?」

 

この順番で聞いた場合、幸福度とデートの回数に相関関係はほとんどありませんでした。

しかし、質問の順番を逆にして「デートの回数」を先に聞いた場合、なんとデートの回数と幸福度にものすごく高い相関関係が出たのです。

 

「人生の幸福度」なんて、本来は即答できない超難問です。

 

しかし、直前に「デートの回数」を聞かれたことで、学生たちの脳は「人生の幸福度=恋愛がうまくいっているか」という簡単な質問に勝手にすり替えてしまったのです。

 

質問の順番ひとつで、僕たちの人生の評価すら変わってしまう。恐ろしいですよね。
#オレ先月デート0回なんだけど
#幸せの定義が崩壊するわ

 

 

感情がすべてを決める「感情ヒューリスティック」

さらに厄介なのが、この「すり替え」に感情が絡んできたときです。

人間は、自分が「好きだ」と感じているものに対しては、「メリットが大きく、リスクは小さい」と思い込みます。

逆に「嫌いだ」と感じるものに対しては、「メリットなんてなく、リスクばかりだ」と決めつけます。

 

論理的にリスクとリターンを計算しているわけではなく、「好きか嫌いか(感情)」という簡単な質問の答えを、そのまま「有益か危険か」の答えにすり替えているのです(感情ヒューリスティック)。

 

そして、僕たちの理性(システム2)は、この感情的な暴走を止めるどころか、「そうだそうだ!」と後からもっともらしい理由をつけて自己正当化するだけの「怠け者の保証人」に成り下がってしまっています。

 

自分の頭で論理的に考えているつもりが、実は「見当違いの簡単な問題」にすり替えて、感情のままに答えていただけだった……。

これが、僕たちが日常でエラーを連発する最大の原因です。

 

 

では、この「脳のすり替え」や「感情の暴走」に振り回されず、仕事や人間関係で正しい判断を下し、逆に相手を上手く動かすためにはどうすればいいのか?

その超実践的なノウハウは、YouTubeメンバーシップの有料会員限定記事の方で泥臭く解説していきます!

ぜひ見にきてくださいね!

 

▶ 有料記事『脳の「すり替え」をハックせよ!『ファスト&スロー』式・相手を思い通りに動かす質問術とメタ認知』はこちら

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合言葉は

『今日1日をモノにしよう!』

本日も最後までありがとうございました!

 

 

参考書籍

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