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【キャリアの科学】「石の上にも三年」は脳の毒?戦略的に「逃げる」人間が勝つ理由
どうも!
「せっかくここまでやったんだから…」という呪いの言葉に何度も人生の時間を奪われてきた効率脳アドバイザーSHOです。
#サンクコストの罠
#もったいない精神が命取り
さて。
今日は、デイビッド・エプスタインの名著『RANGE(レンジ)』の第6章から、僕たちが子供の頃から刷り込まれてきた「やり抜く力(グリット)こそが正義である」という常識を、根底からバッサリと斬り捨てます。
結論から言うと、自分に合わない場所で歯を食いしばる根性は、今すぐ窓から投げ捨ててください。
そんなこんなで本題です。
やり抜く力(グリット)の残酷な真実
米国陸軍士官学校の「ビースト」と呼ばれる過酷な基礎訓練では、入学生の「グリット(やり抜く力)」のスコアが高いほど、途中でやめずに生き残る確率が高いことがわかっています。
これだけ聞くと「やっぱり根性じゃん!」と思いますよね。
しかし、研究者たちが途中でやめていった候補生たちを調査したところ、驚きの事実が判明しました。
彼らは単に能力や忍耐力が足りなかったのではなく、「自分にはこの場所が合っていない」と気づいたからこそ、やめる決断をしていたのです。
自分の能力や関心に合うかどうかを判断する「マッチ・クオリティー」が低いとわかった時、それにしがみつくのは美徳でも何でもありません。
天才ゴッホの「逃げまくった」前半生
歴史に名を残す偉人たちも、最初から自分の天職を見つけていたわけではありません。
あのフィンセント・ファン・ゴッホは、画商として働き始めるも解雇され、書店員になっても失敗し、ついには牧師を目指すも神学の大学に落ちています。
炭鉱の町で伝道師として働いた際も、常軌を逸した熱心さが災いしてクビになりました。
彼が本格的に絵を描き始めたのは、なんと27歳を過ぎてからなのです。
ゴッホは、自分に合わない環境(マッチ・クオリティーの低い場所)から逃げ続けた結果、最後に天職であるアートにたどり着きました。
#ポンコツエピソードの宝庫
#逃げるは恥だが役に立つを地で行く男
幸せになるための「コイントス実験」
それでも「途中でやめるのは悪だ」という思い込みから抜け出せないあなたへ。
『ヤバい経済学』の著者スティーブン・レヴィットが行った、約2万人が参加した壮大な実験があります。
転職や人間関係の別れなど、人生の大きな悩みを抱える人たちに「コインの裏表で決断させる」というぶっ飛んだ実験です。
その結果、コインの指示に従って「やめた(転職した・別れた)」人たちの方が、6カ月後に調査した際の幸福度が大幅に高かったのです。
人間は、行動を起こさずに現状維持を選ぶよりも、何かをやめて別の道に進んだ方が幸せになれる生き物なんですね。
最強の武器「マッチ・クオリティー」とは
経済学者のオファー・マラマッドの研究によると、早くから専門を絞り込む教育を受けた学生よりも、色々な学問を試したあとにゆっくり専門を決める教育を受けた学生の方が、のちの成長スピードが速いことがわかっています。
自分が何者で、どんな仕事に合っているかを探す「マッチ・クオリティー」を高める時間は、決してムダな寄り道ではありません。
むしろ、合わない道を早く見切り、色々なことを試すことこそが、長期的な大成功の必須条件なのです。
結論:合わない場所からは一目散に逃げろ
僕たちは、すでに費やした時間やお金を取り戻そうとする「サンクコスト(埋没費用)」にとらわれ、泥舟から降りることができなくなります。
しかし、戦略的に逃げて自分に合う場所を探すことこそが、効率脳の最大の武器です。
さて。
頭ではわかっても、いざ自分の仕事やキャリアとなると、怖くてなかなかやめられないですよね?
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いつやめるべきか、どうやって次の選択肢を探せばいいのか。
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それでは、今日も、この言葉で。
『今日1日をモノにしよう!』
本日も最後までありがとうございました!
