夫婦喧嘩もパニックも脳のバグ!「思い出しやすさ」に支配される私たちの罠

夫婦喧嘩もパニックも脳のバグ!「思い出しやすさ」に支配される私たちの罠

 

どうも!

昨日、妻と「どっちがゴミ出しを多くやってるか」で論争になり、圧倒的証拠を突きつけられて秒で敗北したSHOです。
#完全に僕の勘違い
#記憶の捏造ダメ絶対

 

さて。

今日は、ダニエル・カーネマンの著書『ファスト&スロー』の解説第7弾です。

僕たちは自分の記憶や判断は「正しい」と信じて生きていますが、実は「頭に思い浮かべやすいこと=頻繁に起きていること」と勝手に錯覚してしまう致命的なバグを抱えています。

今日は、夫婦喧嘩から社会のパニックまでを引き起こす「利用可能性ヒューリスティック」の恐ろしさを暴いていきます。

 

本題の前にこちらの共有です。

そんなこんなで本題です。

 

 

家事の負担率が「100%」を超える夫婦の謎

共働き夫婦に「自分がどれくらい家事を負担しているか?」をパーセンテージで答えてもらう実験があります。

結果、夫と妻の数字を足すと、必ず「100%」を大きく上回るのです。

 

これは相手が嘘をついているわけではありません。

単純に「自分がやった家事」は鮮明に思い出せるのに対し、「相手がやった家事」は記憶から引き出しにくいため、無意識に自分の貢献度を多めに見積もってしまうのです。

チームでの仕事でも同じです。

誰もが「自分の方が多く仕事をしている」と錯覚するため、軋轢が生まれます。

僕たちは「自分の記憶の引き出しやすさ」に騙されているんです。

 

 

長所を12個挙げると、逆に自信を失う?

さらに面白い実験があります。

「自分が自己主張できた例」を、Aグループには【6個】、Bグループには【12個】書き出してもらいました。

普通に考えれば、12個も長所を書いたBグループの方が「自分は自己主張できる人間だ!」と自信を持ちそうですよね?

結果は逆でした。

 

12個書き出したグループの方が、自己評価が著しく下がったのです。

理由はシンプルで「12個もひねり出すのがめちゃくちゃ大変だったから」です。

 

脳は、内容の多さではなく「思い出すのに苦労した」という事実を重視し、「こんなに思い出しにくいってことは、自分は自己主張できない人間なんだな」と判断を下してしまうのです。

 

 

竜巻は喘息よりも死者が多いという「錯覚」

このバグは、ニュースやリスク評価でも僕たちを狂わせます。

人々に「竜巻と喘息、どちらの死者が多いか?」と聞くと、多くの人が竜巻と答えます。

しかし実際には、喘息による死者は竜巻の20倍も多いのです(※アメリカのデータ)。

糖尿病の死者も、事故死の4倍です。

 

なぜこんな勘違いが起きるのか?

それは、メディアが竜巻や事故などの「派手でショッキングなニュース」を繰り返し報道するからです。

報道されやすい(=頭に思い浮かべやすい)ものは、実際の確率やデータに関係なく「リスクが巨大だ」と脳に刻み込まれてしまうのです。

 

 

感情が論理を喰い殺す「感情ヒューリスティック」

さらに僕たちは、「自分がその技術やモノを好きか嫌いか」という感情だけで、リスクとメリットを決定づけてしまいます(感情ヒューリスティック)。

 

専門家がいくら数字や統計を出しても、素人は「これ好き!」と思えばリスクを低く見積もり、「これ嫌い!」と思えばリスクを過大評価します。

だからこそ、大地震の直後(記憶が生々しく恐怖の感情が強い時)はみんな慌てて保険に入り、防災グッズを買いますが、時間が経って記憶が薄れると、安心しきって保険を解約してしまうのです。

 

 

パニックの連鎖!「利用可能性カスケード」の恐怖

メディアが些細なリスクを煽り、市民がパニックになり、結果として国が莫大な税金を無駄な対策に注ぎ込まされる現象を「利用可能性カスケード」と呼びます。

 

過去には、「農薬(エイラー)がかかったリンゴを食べるとガンになる!」とメディアが騒ぎ立て、パニックになった結果、安全なリンゴまで大量廃棄され、リンゴ産業が大打撃を受けた事件がありました。

後の調査で、危険性は「極めて小さい」と判明したにもかかわらず、です。

 

 

僕たちは、思い出しやすい派手な情報と、不安という感情にめちゃくちゃ弱い。

 

では、この脳のバグを利用して、職場の人間関係を良くしたり、メディアに踊らされて無駄な出費をしないためにはどうすればいいのか?

その超実践的な「システム2(理性)」の起動方法は、有料会員限定記事の方でガッツリ解説します!

 

▶ 有料記事『脳の錯覚をハックせよ!『ファスト&スロー』式・記憶と感情の罠を破る4つの実践ステップ』はこちら

▶ メンバーシップ『SHO’s Study Log』の登録はこちら

 

 

合言葉は、

『今日1日をモノにしよう!』

本日も最後までありがとうございました!

 

 

参考書籍

この記事が気に入ったら
フォローしよう

最新情報をお届けします

Xでフォローしよう

おすすめの記事